【素人向け】超わかりやすいソフトバンク通信障害

12月6日午後1時39分ごろから午後6時4分までの間、
ソフトバンクのネットワークで通信障害が発生し、
日本中がパニックになりました。

平日の日中だったこともあり、仕事に影響が出た方も多くいらっしゃるでしょう。

この通信障害の原因は「エリクソン製交換機ソフト(SGSN-MME)の期限切れ」とされていますが、
おそらくこれ、エンジニアじゃなければ「なんのこっちゃ?」って話だと思います。

なので、素人にもわかりやすく書いて説明してみようと思います^^

 

エリクソン社とは

(↑クリックするとエリクソン・ジャパンのサイトに飛びます)

エリクソン社は、スウェーデンに本社をもつ通信機器のメーカーであり
全世界に従業員95,000人以上いる大企業です。
僕たちが使っているスマホを含む、全世界の40%は
エリクソン社製の通信機器を通して通信されています。

今回の通信障害はエリクソン社製のSGSN-MMEという通信機器において
不具合が発生したため、日本だけでなく11ヶ国で同様の障害が発生したようです。

 

SGSN-MMEとは

SGSN-MMEは、ユーザーが違うエリアに移動しても通信が途切れないようにするための
制御装置の役割を果たします。
電車や車で移動している時は、使っている基地局がばんばん変わっているはずですが、
通信はいちいち途切れませんよね?それってSGSN-MMEのおかげなんです。

つまり1番ユーザーに近いところにある通信機器だから、
障害箇所を迂回することもできずに、データ通信も電話も死亡するわけですね。

ちなみに2013年には、auでもMMEのバグのせいで通信障害が発生しました。
(そのときの通信は30時間ストップしました。)

それだけ重要な装置なんですね。

 

証明書の期限切れとは

証明書は「この人は本物の通信相手ですよ」と第三者が証明するものです。
通信相手のなりすまし防止の技術として日常的に使われています。
長期間使い続けると「本物ですよ」という証明書が信用できなくなるので
有効期限を設けて定期的に更新する必要があります。

当然、期限が切れると相手が本物かどうかわからないため通信ができなくなります。

MMEの中に証明書が入っているソフトウェアがあって、
その証明書の有効期限が、エリクソンが設定したつもりの期間と、
実際に設定されている期間の間に違いがあったとのことです。

誰も気づかないままその時が来てしまったという
まさに時限爆弾の状態でした。

 

障害までの流れまとめ

9ヶ月前にMMEのバージョンアップを実施。
その後、9ヶ月間は問題なし。
でもこの新しいバージョンでは、
証明書の有効期限が12/6 13:30までであることに、
この時は誰も気づいていなかった、、、

ソフトバンクのLTE拠点のMMEで
証明書の有効期限が一斉に切れる。
通信がすべて不可能に。

中央コントロールセンターからもリ
モートで操作できなくなってるので
原因究明に時間がかかる。

時間がかかりそうなので3Gをバックアップ回線として開放。
(しかし、全然バックアップ回線として機能しない)

約4時間半後、MMEのバージョンをダウンさせて
証明書の有効期限が残っているソフトウェアに変更。
とりあえず復旧。

(※追加情報が出てきたら追記・訂正します)

 

結局、Softbankに非はないの?

なんでdocomoとauは大丈夫だったのかというと
単にエリクソン社以外のMMEを使ってたからだけです。

そういう意味では、ソフトバンクは不運でした。
使っている通信機器にまさか時限爆弾がしかけてあるなんて思わなかったでしょう。

唯一、ソフトバンクにも非があるとしたら、
バックアップの3G回線が全く使い物にならなかったことですね。
時代とともにデータサイズが大きくなっているのでキャパオーバーなのは当然ですし、docomo/auの3Gバックアップ回線が使えるのかは不明ですが。

通信インフラは現代社会において不可欠なものなので、もしもの時のバックアップ回線を使えるようにしといてほしいですね。

(値下げとかしてたらそこまで設備投資できないので不可能な話ですがw)