お金のいらない世界へ

(この記事は『これからを稼ごう―仮想通貨と未来のお金の話』(堀江貴文 著)を読んだ内容を、僕なりの解釈と伴にまとめています。)

 

【本の紹介】

この本は、そもそもの「お金」の歴史から始まり、仮想通貨の思想が解説され、
そして「お金ってただの幻想だよね。いらなくない?」という話の流れになっています。
さすがホリエモンと言わざるを得ないほど、お金の本質を的確に捉えていて、
お金を稼ぐのではなく、”信用”を身に着けることがこれからの時代だとわかる本です。

 

【お金の歴史】

仮想通貨を理解するには、お金の歴史について理解する必要があります。
そもそもお金がなかった時代からです。

①物々交換の時代
肉を狩猟する人たちと、魚を獲れる人たちの間で
お互いの食料を交換しあっていました。
しかし、物々交換だとやり取りが大変です。
重たい食料を持って山を登り下りしなければならないからです。

②ゴールド(金とか銀とか)などで価値を代替
だれもが欲しがるレアなもので、モノの価値を置き換えれるようになりました。
つまり、ゴールドが信用の証となったのです。
これがお金の始まりです。
モノの価値が一旦ゴールドに置き換えることで、
物々交換をする必要がなくなりました。

③ゴールドの代わりに「ゴールドと交換できる紙幣」へ
いちいちゴールドでやり取りするのは面倒なので、
いつでもゴールドに交換できる紙幣を発行し、
紙幣でのやり取りが可能になりました。
「ゴールドと交換できる紙なら、ゴールドと同じ価値だよね」ということです。
実質的にはゴールドが信用の証であることに変わりはありません。

④「ゴールドの信用」から「国の信用」へ
これまで例えば「紙幣1枚でゴールド〇g」というように、
ゴールドと紙幣の数量が固定されてやり取りされていましたが、
すべてのモノの価値をゴールドに置き換えていたら、
ゴールドが足りなくなりました。
そこで、ゴールドと紙幣の数量が、相場に応じて変動するようになります。
つまり、今までは「ゴールドと交換してくれる紙」だから安心だったのに、
ここで「ゴールドと交換してくれない紙」になりました。

じゃぁどうしてこの紙幣がただの紙切れにならず、みんなが信用して使えたのか?

それは、その紙幣で既に買えるモノやサービスがあり、経済が成り立っていたため、
「その紙幣が使える限り有効」ということで、紙幣を使っていました。
紙幣が使える場所は、その経済圏である国家です。
円なら日本、ドルならアメリカというように、
お金の価値はゴールドの代わりに「国の経済」が信用の証となりました。

⑤「国が保証した通貨」から「誰も保証しない通貨」へ ⇐New!!
グローバル化により、経済圏は1つの国家に留まることはなく、
世界中でモノやサービスが行きわたるようになりました。
そうなると、いちいち「円をドルに変換して〇〇を買う」というのは
非常に非効率的です。
それに国の保証というのも、非常に不安定になりました。
自分の国の経済圏だけでなく、海外の情勢により
通貨の価値は上がったり下がったりを繰り返します。
あらゆるものが揃っている日本だとあまり感じないかもしれませんが、
海外から調達しないと水も食料も賄えない、という国では
自国の通貨価値が下がってしまったら死活問題です。

そこで誕生したのが仮想通貨です。

 

【仮想通貨とは】

仮想通貨は、非中央集権型の通貨と言われるように、
どこの国も保証しない通貨です。
これまでの通貨は国が信用の証となることで、
「国がある限りこの通貨使えるよ」という意味がありました。

じゃぁ何が仮想通貨の信用となるのか。
仮想通貨の信用はテクノロジーです。

ここで細かい技術の話は割愛しますが、
「暗号化」「P2P」「ブロックチェーン」という技術を使うことで、
個人同士の通貨のやり取りが、論理的に安心安全に行うことができます。
(今度、技術の話もまとめていきます。。。)

 

【お金は幻想である】

さて、一旦最初のお金の歴史に戻ります。
お金は、モノやサービスの「価値」を代替するものとして発明されました。
モノやサービスをお金に換えることができ、
お金でモノやサービスを買うことができます。

でも、お金自体に価値があるわけではありません。

お金はあくまで価値と価値の中継役を担っているだけです。
その中継役が、ゴールド⇒紙幣⇒仮想通貨と進化していったのは、
価値交換が簡単になっていっただけです。

だから、中継役であるお金自体には価値はないのです。

なのに世の中には、
「ちゃんと貯金をしましょう」
「どうすれば金持ちになれるか」
「仮想通貨で億り人」
という話題で溢れかえっています。

少し議論がずれていませんか?

価値交換が容易になった現代では、
その中継役であるお金の意味は薄れていっています。

自分がどれだけ価値を生み出せるのかと、
その価値でどのような価値と交換したいのかを、
もっと真剣に考えるべきです。

高い服を着たいなら、そのアパレルブランド会社にとって、
自分が価値を提供できればいいのです。

世界一周したいのであれば、世界一周するクルージング会社に
価値を提供すればいいのです。

いちいち自分の生んだ価値をお金に交換して、
そのお金で他の価値と交換することは非効率です。
価値を生むときには所得税、他の価値と交換する時には
消費税がかかっちゃいます。
為替相場の影響も受けます。

大切なことは、どれだけ価値を生み出し、自分に信用をつけるか。
「お金稼ぎよりも信用稼ぎ」なんです。

この本で、堀江さんが一番伝えたい部分はここでしょう。

 

【仮想通貨とトークンエコノミー】

日本円だと日本の経済圏、米ドルだとアメリカの経済圏というように、
今まではその通貨の経済圏=国家でした。
しかし、仮想通貨のおかげで経済圏を選べるようになりました。

仮想通貨も価値と価値の中継役であることに変わりありませんが、
その中継には国境がありません。
あるモノの価値に、興味がある人同士でつながり、
独自の経済圏を作ることができるようになります。

例えば私がめちゃくちゃうまい寿司が作れたとして、
この寿司10巻分の食事券(これをトークンといいます)を発行します。
この食事券(トークン)を手に入れるには、日本円でも買うこともできますし、
仮想通貨で買うこともできます。
でも、1番凄いのは他のトークンと交換することができる点です。
他のトークンとは、たとえばディズニーランドペアチケットだとします。
トークン同士を交換すると、私はめちゃくちゃうまい寿司が握れる理由で、
ディズニーランドに行けちゃうわけです。
このやり取りに、国が介入していないことがお判りでしょうか。

これがトークンエコノミーです。
トークンエコノミーでは、私の握る寿司に興味がある人がいれば
独自の経済圏が作れちゃうわけです。
トークンというのは、別に実体がある食事券みたいなものでもなんでもいいんですが、
世界中にいる一部の誰かとつながるためには、
ネット上にある仮想通貨がベストでしょう。
だから仮想通貨とトークンエコノミーはセットで使われることが多いです。
価値交換という意味ではある意味、物々交換の時代に戻ったような感じもしますが、
仮想通貨のおかげでその物々交換が非常に効率的になってのです。

今までは、日本に生まれたら日本の経済圏で暮らしていくため、
「円」を使うという選択しかできませんでした。
しかし、仮想通貨のおかげ経済圏を選べるようになります。

「高い服を着るためにお金を稼ぐ」
「世界一周するためにお金を稼ぐ」
というのが、古い価値観になっていきます。
(もちろん、技術的に可能という話でまだまだ時間がかかります。)

 

【価値を生むために】
先ほどの例で、「もし私がめちゃくちゃうまい寿司が握れたら」という例えで、
説明しましたが、私を含め、多くの人が
そんなわかりやすい価値は生成できていないと思います。

では、どうすればいいのか。
結局、少しずつ価値を生み出しながら、
地道に信用や評価につなげていくことが大切だと思っています。

このブログを始めたのも、「何か自分で価値を生み出したい」と思ったからです。
このブログで「トークンエコノミーってそういうことか」って思ってくれた人がいれば、
一応は価値を生めたってことだし、その人数が多くなれば、
私の価値が大きくなったことでもあると思います。

価値の生み方については、ビジネスの本質と何も変わらないです。
どれだけ世のため人のために価値発揮できるかです。

なんとなく個人ブランディングの重要性に気付いてはいましたが、
それがクリアになって、もっとブログを通して発信し続けていきたいです。

もちろん、ブログ以外にもいろいろと価値を提供していけるよう頑張ります!